A.路線タイプと観光タイプ

バスの種類は、分け方としてはいろいろとあるのですが、見かけの形で大きく分けると、路線バスと観光バスの2タイプに分類されます。
路線バスは原則として2ヵ所に乗降扉を設け、行先表示機器・運賃支払い機器などを備え、乗車定員には座席定員に立席が加わります。
一方、観光バスは一般にその名のとおり観光をするための移動を主な目的とするバスで、貸切バスとも呼ばれます。原則として前扉1ヵ所でリクライニングシートや荷物用トランクなど長距離向けの仕様となっており、乗車定員は座席のみで、立席は考慮されません。
また、観光バスタイプをベースに行先表示機器などを付加したものが、都市間高速バスで、長距離を走行する路線にはトイレなどを装備している場合もあります。最近盛んな、都市部などから空港へ向かう空港リムジンバスもこの仲間です。これらは、外観上は観光タイプに準じますが、法規上では路線バスに分類されます。ただし、運行経路に高速道路を使用する場合は着席運行が原則の為、乗車定員に立席は考慮されません。

B.バスの大きさ
バスには、大きさで分けると、大型バス、中型バス、小型バスの3種類に分類されます。日本では、国内を特別な許可を受けずに走ることが可能な寸法制限があり、
これは、全長12m、全幅2.5m、全高3.8m以下に決められています。
この中で、
大型は、全長9m超以上、全幅2.3m〜2.5mクラス
中型は、全長7m超〜9.5m程度、全幅2.3mクラス
小型は、全長7m以下、全幅2.3m未満
が一般的になっています。
一方、運行区間・経路を限定した形で特別認可を受けて運行されているものとして代表的なものに、15m二階建てバスでJRバス関東と西日本JRバスが運行する夜行高速バスの「青春メガドリーム号」(東京駅〜大阪駅間)、京成電鉄が運行する連接バス(幕張本郷駅〜海浜幕張駅間)、神奈川中央交通が運行する連接バス「ツインライナー」(湘南台駅〜慶応大学附属中高等部前間)などがあります。


もどる

無料 アクセス解析RMT

inserted by FC2 system